
第2回:キャリアパスが見えない組織は、人が育たず、辞めていく 構造から考えるキャリア設計
- 2025.08.20
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タイにおけるエンゲージメントサーベイの分析では、「長期的なキャリアパス」が離職率と強く相関する一方で、満足度が低い項目として上位に挙がることが少なくありません。
社員が「この会社でどのように成長していけるのか」を描けない状態は、将来への希望や期待を失わせ、やがて離職につながります。
本記事では、キャリアパスの不透明さが引き起こす問題と、それを解消するための構造的アプローチを整理します。
キャリアへの不安や不満は、社員の資質ではなく、制度設計や運用の“構造”に起因しているケースが大半です。
たとえば以下のような状況が続くと、社員は成長意欲を持ちにくくなります:
このような環境では、社員は自分の努力が将来につながるという“希望”を持ちづらくなり、「このままではいけない」と感じながらも、転職を選ぶ傾向が高まります。
「等級制度はある」「キャリアマップも整備した」──こうした制度の整備自体が目的化し、運用が伴っていないケースは少なくありません。
キャリア設計は人事部の専任業務ではなく、マネジャーと一体で支えるべきものです。社員一人ひとりが自分の成長ルートを理解できるような「運用の仕組み」が不可欠です。
社員が自らのキャリアに納得し、努力を継続できるためには、以下のような仕組みが有効です:
これにより、社員は“何ができれば次に進めるのか”が明確となり、目の前の仕事に意義を見出しやすくなります。
キャリア設計とは、制度そのものの整備ではなく、社員に「見える化」された成長の物語をどう描き、共有していくかのプロセスです。
働く理由を組織内に見出してもらうためにも、「見えるキャリア設計」は不可欠な経営インフラといえるでしょう。
【次ページ】第3回:昇給・ボーナスの“不満”はどこから生まれるのか
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