
第6回:評価制度の再構築 ローカルの主体性を引き出す「納得感ある仕組み」とは
- 2025.08.20
Article

「ローカル社員が受け身である」「新しいことに消極的だ」これは多くの海外拠点で共通して聞かれる悩みのひとつです。
しかし、それは本当に“個人の資質”によるものなのでしょうか?
実際には、人事制度のあり方そのものが、ローカル社員を受け身にさせてしまっているケースが少なくありません。
本記事では、社員の主体性を引き出すための評価制度設計について整理します。
目次
「最終的には日本人が決める」
「評価されても処遇は変わらない」
このような体験が積み重なると、社員は考えることや挑戦を避けるようになります。
つまり、受け身にならざるを得ない制度設計が、主体性を奪っているのです。
この構造を打破するためには、以下の3点が不可欠です:
制度自体が社員の行動様式をかたちづくっている──この視点を持つことが出発点となります。
社員の主体性を引き出すには、「自分たちの制度である」と納得できる仕組みが必要です。
このように、結果だけでなくプロセスにも光を当てることで、公平感と納得感のある制度となり、主体性が生まれやすくなります。
評価制度は、単なる人材の序列づけや査定の道具ではありません。
それは、「会社がどんな行動を評価し、どんな姿勢を求めているか」という明確なメッセージでもあります。
成果だけを重視すれば短期的思考が強化され、挑戦や協働が軽視される結果につながります。
一方で、挑戦や成長意欲も評価に含めれば、社員はそこに会社の価値観を見出すようになります。
制度は社員の行動様式だけでなく、組織文化そのものをかたちづくるインフラなのです。
タイをはじめとした新興国では、「評価される=報われる」ことが重要視されます。
たとえば:
これらが整備されることで、ローカル社員は組織の目標と自分の成果を結びつけながら働ける環境を手に入れることができます。
海外拠点の現地化は、「実務の現地化(2.0)」から「経営の現地化(3.0)」へと進みつつあります。
その移行を支える制度設計がなければ、権限を渡されても機能しません。
「与える制度」ではなく、「共につくる制度」へ。
現地化3.0を実現するには、制度の在り方も進化させる必要があります。
制度は「評価するためのもの」ではなく、「未来をつくるためのもの」である──
この視点から、いま評価制度を再設計する意義が問われています。
beyond global group では、日本企業のグローバル化促進・企業体質の変革支援のために無料個別相談会を実施しております。 弊社のコンサルタントが、企業様のお悩みをお聞きした上で、課題の整理 / 他社事例のご紹介 / 予算の算出 / 解決策のご提案をいたします。
beyond global group は、
日本本社・海外現地法人の双方から、
世界で誇れる組織へ変革させる
企業体質変革パートナーです。
beyond global group の各拠点の
最新イベント情報・公開講座をご紹介
日本本社・海外現地法人のお客様の声を
ご紹介・ダウンロード
会社概要・各種サービス・
導入事例などをダウンロード